妻の実家の土地に家を建てた結果|家を建てると決まってからの違和感②ー話が進まない現実ー

「兄弟全員のサインが必要」

この一言が、
想像以上に重いものだとは、
当時の私は分かっていませんでした。


その場ではとりあえず、もう一度サインをもらい、再度提出しますという話で解散しました。
帰り道でも、どうも妻も妻の父も浮かない顔をしています。
妻は「絶対に大丈夫」と言っていた父親への苛立ちもあったようでした。

私も妻から軽く聞いてはいましたが、
どうも兄弟の仲がとても悪いようです。

司法書士さんに診てもらった書類も、
全員がサインを書くまでに時間がかかったみたいでした。

ただ今回は妻のためということもあり、
そう長引くことはないだろう、
というのが妻の父の考えでした。

「とりあえず兄弟全員に連絡してみるよ」

そう言ってもらい、
少し不安はありましたが、
一度待つことになりました。


数週間後、
その不安は的中しました。

全く前に進む気配が見えません。

長男がサインをしないと怒り出したかと思えば、
次は次男もサインしないと怒り出す。

まったく収拾がつかない状態になっていました。

妻の父からは、
「誠意を見せろと言われた。指でも詰めろという意味か」
と、こちらも感情的な言葉が出るようになっていました。


そこで妻から、
兄弟にどういうお願いをしているのか、
メールの内容を見せてもらいました。

文章自体は、
たしかに敬語を使って丁寧に書かれていました。

ただ、
「本当はお願いしたくない」
という気持ちがにじみ出ているような文章でした。

実際、そのメールの中には、
「お願いします」
「頼みます」
という言葉が一言も入っていませんでした。


今思えば、
揉めた段階で一度立ち止まり、
考え直すべきだったのだと思います。

育ってきた環境が違う中に飛び込むことには、
それなりのリスクがあります。

そして、
最後までお願いしきれない妻の父に対して、
私はここでもまた、
小さな違和感を覚えていました。


そんな中、
打ち合わせを進めていたハウスメーカーから、

「坪単価が上がります」

という連絡が来たのでした……。

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妻の実家の土地に家を建てた結果|家を建てると決まってからの違和感③ー坪単価高騰への焦りー

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